自動車税が未納でも車は売れる?

自動車を保有しているとさまざまな維持費が必要になりますが、その中でも重要なのが税金です。自動車を保有するために必要な税金として重量税と自動車税の2つがあります。車検時には重量税を支払うことになるため、重量税が未納になるケースはありませんが、自動車税に関しては年払いで所有者が直接支払う必要があり、普通乗用車の場合には県税になるため県に、軽自動車は市町村税になるため市町村に納めることになります。

一方で車検時には自動車税の納税証明が必要であるため、未納の場合には必然的に車検を通すことが不可能になるため、未納となっても取り立てが行われるケースは少ないのが現状です。なお、未納の場合には日割りで延滞金が加算されます。また車検を通さないでもその支払義務がなくなるわけではなく、支払うように督促され最終的には差し押さえを受けることになり、未納の自動車税を支払えなかった場合には自動車を失うことになります。

自動車税が未納の状態は売却するさいにも障害になります。自動車を売ったり譲渡したりする場合には名義変更を行う必要があり、このさいには自動車税の納税証明書が必要になるためです。このため有効期間内の納税証明書を用意することができなければ売ることはできません。自動車買取業者でも未納の場合には買取できないと明記されています。いずれにしてもそのままでは名義変更できないため売ることは不可能といえます。

一方で売れるわけではありませんが裏技として一旦、廃車にして再登録するという方法で名義変更ができます。一部の買取業者では、この方法で自動車税が未納の車を買取ってくれるケースもありますが、価格の安いような車では手間がかかるためほとんどのケースで利用することはできません。また未払いの自動車税がなくなるわけではなく、廃車したあとも納付書が届くことになり、支払いをしなければいずれ差し押さえなどの法的措置をとられることになります。