アントニオ小猪木とザ・グレート・カブキ
この日は、夕方から、アントニオ小猪木と待ち合わせ。
カフェでRINGのビデオを見てもらった。
そのまま、プロレス談義に花が咲いた。
ここまでプロレス愛がある人も珍しい。
昭和のプロレスのココがよかった。
プロレスの反則について。
思い出のレスラーなど。
マニアックなプロレスの話ばかり4時間!
プロレス好きが集まると、
つまみも飲み物もいらない。
ただ、ただ、濃〜いプロレス話があればいい。
話は大いに盛り上がり、
そのままザ・グレート・カブキが経営する店へ。
カブキといえば、小学校の頃に熱狂した
伝説のレスラーの一人である。
まだ物珍しかった海外のマットで、
東洋の神秘はいかんなく、その魅力を輝かせた。
カブキがいなければ、グレートムタはいなかっただろうし、
パイオニア的存在である。
小猪木にカブキを紹介してもらった。
プロレス昔話に花が咲いた。
1.3
凱旋帰国。タイガージェットシンとの試合が、
ピキーンと脳裏に甦った。
ビデオ録画して、何度も見た、あの試合だ。
そのカブキが目の前で、
僕らのRINGの映像を見ている。
なんとも不思議な光景である。
カブキといえば、
毒霧殺法をはじめて使った選手として有名だ。
あの毒霧は、どうやって生まれたのか?
ずっと気になっていた質問をぶつけてみた。
細いけど人懐っこい目をしながら、話してくれた。
優しい目。
カブキの頃の長髪から、時折のぞかせた、
あの鋭い眼光はどこへやらだ。
毒霧誕生の真相はこうだ。
試合終了後、選手はシャワーを浴びる。
海外のシャワーの水の出るところは高い位置にあり、
日本の感覚で水を浴びていると、
時折、口に水が入ってしまうことがあったそうだ。
その水をプゥー!と噴いたところ、
シャワー室の逆光と重なって、綺麗な虹が浮かび上がった。
これだ!
そう思ったそうである。
それから、色をつけた水で、
何色が綺麗に見えるか何度も実験したそうだ。
水だけでなく、光の強さ、照明の位置も変えて、
いろいろなパターンを試していく。
結果、緑と赤が美しく見えることがわかった。
黒は、単なる水しぶきにしか見えなかったそうだ。
赤は、血と間違えてしまうこともあり、緑を選択。
(後に赤も使うようになるのだが)この緑がハマった。
舌は緑に染まり、相手の顔面が緑色になって
のた打ち回る姿は絵になった。
こうして緑色の毒霧殺法は生まれ、
カブキはトップヒールの名を欲しいままにした。
もう、こういう話を聞いているだけで、
プロレスファンは大満足なのだ。
小猪木と会ってから6時間が経過。
まだまだ話足りないが、ちゃんこ鍋で腹は膨れた。
終電もないので帰ることに。
ごっつぁんです!
---magata